
香港には大きく分けて2つのエリアがあるのをご存知でしょうか。大陸と陸続きの九龍半島と、そこから海を隔てた香港島。いざ香港に行こうと思っても、どっちに行けばいいのか迷ってしまうという方のために、九龍の魅力をお伝えしたいと思います。インスタグラムからの引用も掲載しているので、誰もがイメージする香港を、よりリアルに感じられると思います。
はじめに
大陸と陸続きの九龍半島の魅力は、何といってもエキサイティングなところにあると思います。きらめくネオンに、行き交う人々の熱気、その雑踏、どれを取ってもエキサイティングです。メインストリートのネイザンロードでその一面を垣間見ることができるでしょう。
朝は人も少なく静かな一面もありますが、昼頃から徐々に賑わいを見せ、夜には最高潮に達します。ネイザンロードから少し奥に入ったところにある女人街や男人街を始めとしたナイトマーケットはその代表格。通りの両端にビッシリと並んだ店々と、そこを行き交う人々の熱気には圧倒されます。ご飯を食べながら店番をする風景には、多少のカルチャーショックを受けつつ、その堂々とした様に「ご飯中に話し掛けない方がいいのかな?」と気後れしてしまうほどです。そぞろ歩くだけでも楽しいですが、せっかくならチープなおみやげを買ってみるのも楽しいと思います。ブルースリーだったり香港の風景だったり、「I LOVE Hong Kong」だったりがプリントしてある「いかにも」なTシャツを買って、旅行中に着てもいいでしょう。日本に帰ってからは部屋着やパジャマ代わりにも。もちろん一張羅にしてもいいですけどね。
九龍はグルメも充実しています。街を歩いていると、ところどころにテーブルとイスが置かれている飲食スペースを目にします。日本ではあまり見ない光景に躊躇してしまいますが、飛び込んでみましょう。人がたくさんいるところは味も確かなもの。勇気を出して注文できれば、きっと満足できますよ。そして、次からは別の場所にもトライできるはず。
MTRと呼ばれる地下鉄が充実した香港では、電車移動が快適です。乗換案内アプリも出ているので、MTRを移動のメインに据えるなら事前にインストールしておくと便利です。
尖沙咀(チムサーチョイ)
香港島からスターフェリーで九龍に入った時に、最初に訪れる場所で香港一の繁華街です。観光客が多く訪れ、ショップやホテルなどがたくさんあります。ショッピングモールのハーバーシティや、5つ星ホテルのインターコンチネンタル香港などもこのエリアにあります。ネイザンロードやヴィクトリアハーバー、パワースポットの九龍公園など見どころもたくさんあります。
油麻地(ヤウマテイ)
ナイトマーケットの屋台を中心としたローカル色たっぷりの喧騒を感じられる、いかにも香港といった街。ヒスイ商品が充実したヒスイ市や、台所用品がならぶ上海街、スナックやジュースの屋台が連なる登打士街など、様々な通りがあり尖沙咀や銅鑼灣にはない、「これぞ香港」を体感できる。
旺角(モンコック)
油麻地と雰囲気は似ていますが、若者たちがたくさん集まる場所。尖沙咀など観光客が集まるエリアより物価も安く、庶民的な街歩きを楽しめます。金運がアップすると言われる金魚を扱う店が並ぶ金魚街は、日本では見ない風景なので一度見てみてはいかがでしょうか。写真では伝わらない「匂い」も感じてみてください。
深水埗(シャムスイポー)
下町風情が感じられるエリア。通りにはTシャツや靴下などが大量に広げられていたりします。しかもどれも格安。他にも電化製品、アクセサリー用品など、同種の専門店や問屋が並ぶ通りがあります。電化製品が好きな方や、市場好きな方にはおすすめできます。
まとめ
香港一の繁華街尖沙咀、ローカル感たっぷりの油麻地や旺角、下町感ある深水埗と、4エリアを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。尖沙咀のハーバー沿いは、イメージする香港と違うかもしれませんが、キレイで落ち着いています。少し北上すれば、すぐに香港らしさを感じられると思います。
香港の楽しみのひとつは「夜」にあるので、是非朝から夜まで一日中楽しんでもらいたいです。朝は飲茶を楽しんだりパワースポットを巡り、昼はローカルランチやショッピング、小腹が空いたら屋台でおやつを買って、食べながらぶらぶらし、夜はナイトマーケットを楽しむ、というのが王道です。なので九龍を楽しむならホテルも九龍で探してください。旺角エリアならアクセスもいいのでおすすめです。