
日本から香港へ行く観光客が、昨年度と比べて増加したとのことで、香港好きとしては嬉しい限りです。日本人が香港のどういったところに魅力を感じているのか、調べてみました。
香港に行く観光客が20%増加
香港政府観光局の統計によると、今年2017年の1月から3月の期間で香港へ行った日本人観光客は、昨年度と比べて20.9%増加したそうです。さらに、3月だけでみると、28.5%も増加したと香港メディアの「香港01」が報じました。
日本人が感じる香港の魅力
香港に行く日本人が香港のどこに魅力を感じるかというと、ローカルなレストランや2階建てバス、以前も隠れ家カフェで紹介した「唐樓」、市場、道路の上に乱立する看板などに魅力を感じているようです。
これは私も同感で、香港ならではというか、香港の伝統や日常を感じたいんですよね。日本でも体験できるようなレストランには興味がないですし(というかわざわざ香港で行かなくてもいいと感じる)、「唐樓」や香港の市場は日本で見ないですからね。べたですが看板も、いかにも香港らしくてエキサイティングです。
外国人が日本に来て、京都や白川郷、日本の民家に興味を持つのと同じですよね。その国を感じたいんです。
ちなみに、以外に自然豊かな香港で、ハイキングに参加する日本人も増えているそうですよ。
香港人が考える香港の観光スポットは
一方、香港人が考える香港の観光スポットは少し違うようで、香港ディズニーランドやシンフォニー・オブ・ライツ、宝石店などと考えているそうです。
魅力が無いことはないです。香港ディズニーランドは日本にはないアトラクションやグッズもあるでしょうし、シンフォニー・オブ・ライツも「ザ・観光スポット」です。でも日常じゃないのであまり魅力に感じないんですよね。シンフォニー・オブ・ライツは、写真や映像で見る分にはキレイなんですけど、実際に足を運ぶと人が多くてうるさくて、ムードもへったくれもないって感じなんですよ。幻滅しちゃったりします。
そういったこともあってか、シンフォニー・オブ・ライツの訪問者数が減少しているそうで、香港政府観光局が発表しています。2004年に開始して、2011年のピーク時には180万人の訪問者数でしたが、2015年には145万人に減少したそうです。10月までには改善プランを導入する予定らしいですが、どのようになるのか気になるところですね。
宝石店で宝石を買うことって、日本人はあまりないような気がするんですけど、どうなんでしょう。
まとめ
どこに魅力を感じるか、観光客のニーズが変化しているのかもしれませんね。有名なところは既に行ったという人もいるでしょうし、有名なところは何となく行きたくない・人と同じのはちょっと…、というのもありそうです。
「香港01」は、「香港の日常を理解して海外へ宣伝すれば、旅行の目的が多様化するのではないか」、と書いていますが、これは香港に限らず、どこの国でも同じことが言えるのではないでしょうか。